堀文子さんの青いケシ

Posted by mail.ogu.check on 7月 13 2019 | 雑記

今年の2月5日、100歳でお亡くなりになった堀文子さんの追悼展が日本橋の高島屋で開催された。
観に行こうと思っていたところ、肋骨にひびが入るアクシデントにあって断念。

それを知った気遣いの友人が追悼展のカタログを送ってくださった。

カタログには私が感銘を受けたヒマラヤの青いケシを始め、トスカーナの田園風景、クリオネなど122点の作品が掲載されている。その作品の4分の1が友人がオーナーの米八グループの所蔵品で、
これには驚きですわ!

ヒマラヤの青いケシ
堀文子さんのヒマラヤの青いケシ


>P1040975.JPG
堀文子追悼展カタログ

今から40年ほど前の話になるが、大阪で開かれた「花の万博」のハイライトとしてヒマラヤの青いケシとラフレシアなる世界一大きい花が出展されていた。
私はこの青いケシを見たくてはるばる北海道から出向いた。この花はヒマラヤ登山の魅力の一つとも言われている花で、登山家がこの花に遭遇すると幸せになれると言う言い伝えのある花で、ヒマラヤへ行くのは無理なのでせめてとの思いで出かけた。
花は「咲くやこの花館」に展示されていて、長い行列の末ようやく見ることができた。それも確か一本か二本だったように思う。

花弁の色がこれまで見たことのがない透きとおる青い色で「これがヒマラヤの神秘なのかと」感動したことが思い起こされる。

それから数十年。

井之頭公園の入り口にある「おこわの米八」のゲストハウスで行われた花見に招かれた折、堀文子さん描く「ヒマラヤの青いケシ」に出会った。オーナーが堀先生と親交があることから求めたそうで、作品が何点か飾られていて、まるで美術館でお花見をさせていただいている気分になった。
その折、お聞きした話では先生がヒマラヤへ青いケシを求めての旅をなさったのが80歳を過ぎてからと言うではないですか。年齢を意識しない行動には、畏敬の念を覚えます。

さて北海道の北、宗谷地方に位置する幌延は,かって核燃料の廃棄物処理施設の建設を巡って政治闘争の舞台となった所ですが、ここがいま青いケシの栽培に成功。
知る人ぞ知る観光地になっている。
株を分けていただいて、我が家の庭に植えてみたが育ってくれない。園芸市で見かけて買って植えたが花を咲かせてくれない。
ところが,ヒマラヤの黄色いケシというのが売っていたので植えてみたら見事可憐な花が咲いた。
ヒマラヤのの黄色いケシ
ヒマラヤの黄色いケシ

どうも青いケシには縁がないと嘆いていたところ、ひょんなことから青いケシを描いた大鉢に出会った。

それは九州で開催されていた「世界陶磁器博」を観に行った時、案内してくださった深川製磁株式会社の当時常務をなさっていた深川巌さんのお宅に招かれた折、直径40センチ大の青いケシを描いた大鉢が目に飛び込んできた。
やはり巌氏も花博で観て感動して作品にしたそうで、非売品とのことでしたが、私の熱意に降参したようで譲っていただきました。当時の私としては清水の舞台から飛び降りる覚悟の支払いになりましたが、今でも床の間に飾って眺め楽しんでおります。


深川巌作青いケシの大鉢

それにしても80歳を過ぎてヒマラヤまでスケッチに出かける先生の好奇心、探求心には圧倒される。
先生の著書の中に「群れず、慣れず、頼らず」を信条となさっているとのお言葉がありますが私もかくありたいと思います。
しかしながら最後の頼らずは全く無理で、他力本願の塊みたいな人間で、できる限り人様にお願いしたいところで、当社の社員も頼られ、頼られて肩の荷も重いのではないかと思う今日この頃です。

2019年7月13日

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