向う三軒両隣
向う三軒両隣。
今やこの言葉も死語になりつつある。
マンションが多くなり昔のように近所付き合いがなくなってきているせいか、和の象徴だったこの言葉のような付き合いが希薄になってきているように思える。
今、私にとってこの温かみを感じる環境が新千歳空港のお店にある。
お隣が情熱ファームと言って農家の有志８人が、自分たちの畑で作った新鮮な農産品や加工品を販売している。つなぎの農作業着を着たお兄ちゃんが時々「賞味期限なのでお安くします」と言って持ってくる。
昔人間の私などは、賞味期限など自分の判断で食べるなり捨てるといいと思っているので喜んで買わせてもらっている。
玉葱ラーメン、南瓜の煮物これらは私の常備食。じゃがいも、玉葱、大根、それに風連のお餅。
わけても大根は有機栽培のせいか辛味が強くて、おそばやソーメンの薬味に欠かせない。１本１００円と安くて気の毒な値段だ。
南瓜も煮て真空パックで販売していて、そのままお味噌汁の具とし重宝している。
玉葱ラーメンは麺に玉葱が練りこんであるため湯で汁に味噌や醤油のたれを入れるだけでOK。ひとつの鍋で出来ると言うのがうたい文句だが私はひと手間かける。
キャベツと玉葱を千切りにして炒めラーメンのゆで汁と味噌ダレを入れてスープを作る。ラーメンはざるでよくゆで汁を切る。
ひとつの鍋で作るとどうも麺のぬるぬるが、折角のおいしさの邪魔をするように感じられ面倒臭さがらずに美味求心。
新千歳空港は今年７月１５日リニューアルオープンした。
改修前１０６店舗が１６１店舗に増えた。
新しい店が増えたことは、お客さんにとっては好都合ですが、従来からの店にとっては競争が一段と厳しさを増す状況に置かれます。
私の店も場所が移動になり、常連さんからは、なくなったのかと思ったと言われたり、カウンターから遠くて不便だとの声もあり先行き不安な限りです。
それでも新しい店舗巡りをするのは楽しい事で,時間とお腹の許す限り空港の店を利用するようにしている。
ミシュランガイドにあやかって私の味覚採点を発表しようと思いましたら、空港の若い人から嫌われるようなことはしないようにとの忠告。
村八分になりかねないので、まずはよく利用する店を紹介することといたしました。
静かで落ち着いて話が出来るので、打ち合わせに使うのはノーザンホースパーク。
ここのベトナム風フォーはアッサリしていて柚子コショウをきかせて食べると美味しい。
又有名な馬蹄型のパンやクロワッサンなどパンのテイクアウトも出来るのでパン好きの友人の手土産に時々買う。
それに安くて新鮮で種類の多い「花まる」は時々利用するが、威勢の良い掛け声は
すし屋の真骨頂なのは分かるが、うるさくて食べ終わったあとどっと疲れが出る。
食べ過ぎのせいだヨ・・・との意見もありますが・・
隣の情熱ファーム
お勧めの有機栽培大根
ノーザンホースパークのフォウー
２０１１年１２月２５日
新千歳空港ハスカップとアイスワインの店
株式会社ハスカップ 三ツ野由希子
